10年5月後半 逗子通信





5月16日(日)
頭の具合がわるいんですかね。だらだら仕事をしました。

5月17日(月)
朝6時に起き、6時半に自動車で家を出て出張先へ。ガストで朝食を食べつつ時間調整、朝からインタビュー。午後もインタビュー。打ち合わせを挟んでまたインタビュー。いやいや、かなりのハードスケジュールでした。帰り着いたのは21時半。ぼろぼろに疲れていた。

5月18日(火)
疲れすぎていて、朝起きたときには今日は日曜日だと思い込んでいた。わけがわからなかった。月刊誌のための原稿を書くが、調べ物をすると、きりがない。しかも今のわたしの仕事場は、資料を検索するのが困難なほど窮屈で、気持ちが萎える。厳しい労働環境である。

夕方、自転車で執刀医の病院へ。「いいじゃないですか!」と執刀医も理学療法士もほめてくれるんだが。競技復帰へ向けての訓練を始める時期かも、と言われる。そのわりにはまだ膝はぎくしゃくするんだけどねえ。

5月19日(水)
朝、逗子病院へ行き採血。帰宅後はだらだら仕事。調べ物は始めるときりがない。

5月20日(木)
頭の具合が悪いのか疲れ果てていて、ぼんやりと取材荷造り。女房にサンドイッチのお弁当を作ってもらい、お昼前に家を車で出る。高速道路の上でサンドイッチを食べつつ取材先へ。おもしろい話が聞けた。そのまま宇都宮のホテルへチェックイン。気がついたら、週末の取材用スニーカーを忘れてきた。駅前へ出かけ、アディダスのセール品を購入。

その後C氏迎えのタクシーに乗って焼き肉店へ。FCJ関連メカニックたちを待つが仕事が長引いたようで結局届かず。C氏と二人で焼き肉を食べて、軽く返ってきた。

5月21日(金)
朝7時に宇都宮で目覚め、ツインリンクもてぎへ。初夏を思わせる天候。FCJの関係選手に挨拶回り。FN搬入の進む中、少しずつ取材を開始。思いがけないテーマを見つけて、週末の仕事の方針が変わりそうだ。ふと思い立って、エンジン技術者をつかまえ、予定外のインタビュー。

抱えてきた月刊誌の原稿を書き上げる。もうギリギリのタイミングのはずだが……。

夜は、前回見つけて気に入ったホテルそばの居酒屋「和らび」へI氏と行き、焼酎を1本とって飲みまくった。「ああ、前回、メンチカツの話をした、ひなた屋さん!」と店主はわたしのことを覚えていた。お店の人は、本当によく人の名前を覚えるね。

I氏が「おごりなおすからホテルそばのスペイン料理店へ行こう!」と言うのででかけようとしたら「まずコンビニへ」ということになり、コンビニに行った途端、I氏は「バナナが欲しい」と言いだし、1軒目にはなかったので「ではわたしはバナナを探しに2軒目へ行きます」と夜の街へ消えた。あれれ?おごりなおしってのはどうなったのかいなと思いつつ、時間も時間なのでわたしは大人しくホテルへ帰り、寝た(笑)

5月22日(土)
朝7時に起き、サーキットへ出勤。今日も快晴。早起きして千波湖をウォーキングしようと思っていたのに、疲れていてとてもそんな気分になれず。持ち込んだ道具で、いつものリハビリ運動だけをこなす、

サーキットではひたすら仕事。お昼は、宇都宮のC氏差し入れの焼きそばを無限のホスピタリティで食した。これ、おいしいんだよねえ。

いろいろ取材するテーマがあって、あちこち飛び回るがまとまりきらない。ひとつのテーマは次回へ後回しだなあ。夜はI氏とホテルそばの創作居酒屋(笑)隣に合コンの男4名女3名のグループがいて、この男どもがエサ時の猿みたいに興奮しまくって怒鳴り散らすので、サーキットよりもうるさくてかなわなかった。若いって素晴らしい。彼らに良いことがありますように。4対3だけど。

そういえば、今夜はI氏が、おごり返してくれましたよ。夕べの記憶はなにもないのだそうで、朝起きたらホテルの部屋でコンビニのカツカレーを食べた痕跡があり、チーズケーキも残っていたんですが、あれは何ですかね、というけれども、知らんよそんなもん。キミはぼくに酒をおごると言いながらバナナ探しにひとり手を振って夜の水戸の街に旅立ってしまい、それっきりだよと言うとぽかんとしていた。変わってるね、かなり。

5月23日(日)
朝7時に起き、シャワーを浴びて出勤。雨。仕事を抱え込みすぎていて落ち着いて仕事ができない。本末転倒かね? 丸1日みっちり仕事およびレース観戦。事後取材、記事執筆。ご近所A氏を乗せて帰宅したのが23時すぎ。もう頭が動いていない状況。女房が用意してくれたピザを食べて、倒れて寝た。頭も身体もぼろぼろに疲れている。なんでここまで疲れたのかなと思うほど。年かな

5月24日(月)
頭も身体もへろへろだったが、朝一番で東海大学病院に行き、左膝のリハビリ状況をチェックするテストを行う約束をしていた。なんかものすごい器具に座らされて、両足を伸縮するテスト、やはり左足は右足に対して伸びで20%、縮みで50%近く能力が落ちていると数字に出てくる。でも、手術からの期間を考えればまずまずの状況なんだそうだ。

ふらふらの状態で帰宅。申し訳ないがすべての業務を停止しベッドへ倒れて眠りこける。どうしたんだろう、オレ。夕方起きてからぼちぼち仕事。

実は今年始めた自主制作サイト、RACINGVIEWSを、ボランティアの方々が改造する仕事に取りかかってくれたようで、嬉しいやら申し訳ないやら恥ずかしいやら。そもそも自分の美的センスと現代の技術に付いていけない能力不足は十分認識していたが、ボロカス言われながらどんどんモダンになっていく自分たちのサイトを見ると、感動する。

難しいのは、ボクたち、お金儲けを新しい形でしたいので実験始めました、といっている、その「商品」をボランティアが改良してくれているところ。いや、まじ。、困った。それにしてもツイッターをはじめとする電脳世界の「有志=勇士」の存在を身近に感じたのは初めてで、こりゃ自分もなにか何らかの形で誰かに何かを返さなくちゃいかんのだろうなと身が引き締まる思いがする。

5月25日(火)
頭も身体もへろへろなのに、今日は午後からインタビュー仕事を入れていた。電車で行こうかどうしようかと迷ったがクルマで出かけた。幸いにして行きも帰りも道がすいていて助かった。

非常におもしろい話が聞けた。これでしばらくは遠方インタビュー取材は終わりかな?でも帰路は正直、眠気との戦いだったな。帰ってみるとRACINGVIEWSがさらに進化している。顔も名前も知らない人たちのパワーに背中を押されているように思った。

5月26日(水)
身体が妙に重い。疲れてるのかなあ。だがデスクに向かうと、RACINGVIEWS改造計画がさらに進んでいる。ツイッターでは、頻繁に改良点についての意見交換が行われている。まるで他人事だけど、ああ、物作りの楽しさやら興奮やらパワーやらというのはこういうものだったなあと遠い目で思う。

しかも彼らは、特に面識があるわけでもなく当然利害もないまま、インターネット上で組織されたチームなのだ。若干ニュアンスは違うが、なにか問題があったとき、同好の士が「あれ、ちょっと助けようぜ!」とお互いの氏素性も知らないまま集まってドカドカドカと仕事をして状況を変えてしまうという感じか。これは現代だからこそ成立するムーブメントだよなあ。さらに、公開したベータ版を見たユーザーがいろいろと意見をしてくれる。

一方、ユーザーにとっては、こうして物作りが進んでいく様子自体がひとつの参加型エンターテイメントでもあるのだろう。いろんな意味で実に興味深い体験をさせてもらっている。わたしも何かのためにドカドカの仲間に入れるよう、心しておくことにした。

5月27日(木)
RACINGVIEWS用原稿をまとめる。これが非常に難しい。しかも、原稿料にはならない仕事だ。だがこの時代、商品=対価という常識にとらわれていたら世の中から取り残される。というわけで手を抜く気もない。先、先を見なければ行けない、難しくも大変な世の中になったものだ。だからなんだかワクワクしている自分も、頭のどこかに確かに(まだ隅っこで体育座りして)いるんだけどね。

31日、ツインリンクもてぎでJOY耐の公開練習が行われる。我がチームも出走予定。でも話を聞くと、使用予定だったタイヤが品薄で大変なことになっているのだそうだ。スポーツ走行用のタイヤをメーカーが生産抑制しているようで、まったく世知辛い世の中になったモノだ。あちこち声をかけて差がしたオーナーから「鹿児島で2本、三島で1本見つかりました」とかメールが。ほとんど冗談みたいな世界だなあ。ここに、こんなにレースが好きな人間がいるというのにねえ。グラスルーツがどうとか言っていた方々はこの事態をどう見るかね。ちなみにうちのチームのクルマは御社の製品ですわ。

5月28日(金)
今日はさすがに、お金が稼げる原稿を書かなくちゃいけない。でも不思議なことに気力がいつになく出てくるんだよなあ。明らかにRACINGVIEWS補完計画を、ボランティア勇士たちがどんどん進めてくれつつあるという状況と無関係ではない。これだけのことをしてもらっている自分には、一体人のために何ができるのだろうと考えざるをえない。

夕方、自転車で膝の執刀医へ。先日東海大で測定した筋力データを報告。「順調」とのこと。ただ、疲れが溜まったときの違和感というか痛みが気になるので一応血液検査をする。帰宅後原稿を書き上げ各種連絡のやりとり。原稿は敢えて一晩寝かして、明朝目を通してから納めることに。

寝付きが悪かったので、ケーブルTVで「大魔神」の後半を観る。第1作は、大魔神が暴れて悪人の屋敷というか砦の建物が、瓦をまき散らしながら倒れる光景が見どころ。これを、CG使わずにミニチュアワークでやっていたんだからすごい話だよなあ。何度観ても感動するね。ついでにDVDで落語を1本観て、ようやく寝る。

5月29日(土)
満54歳のl誕生日。一晩寝かせた原稿を改めて推敲、編集部へ送信。その後は、RACINGVIEWSに掲載していた走り書きレベルの説明図の書き換えに取りかかる。入れ物がいきなり進化してしまったので、いくらテキストを読ませるコンテンツだとはいえ、あんまりな漫画は置けなくなってしまった。

だが、わたしはグラフィックソフトが使えない人間なのだなあ。少しずつ勉強しながら、なんとか人様に見ていただけるレベルのお絵かきをする。そのうち、手際もよくなってテクニックも憶え、より複雑な漫画を描けるようになるかもしれない。

夕方、女房とバスに乗って東逗子へ出て、横須賀へ。シネマコンプレックスで「アリスインワンダーランド」を観る約束だった。ディズニーランドのアトラクションが長くなったような感じ。十分楽しんだ。

その後、ドブ板通りを通り抜け、夕食を摂る店を見繕いながら大滝町から若松町へ。ドブ板h、来るたびにきれいになって、もう何の変哲もない商店街になってしまったな。ちょっと前までは横文字一杯の異国情緒満載、きわどい雰囲気の通りだったのに。練習船でも入港しているのか、海自の若い水兵(とは言わないのか)があちこち散策していて、なんだか親心みたいなものを感じつつ眺めてしまいましたよ。門限は何時なのかな? おいしいもの食べて帰れよ〜。 この人たちを実際のドンパチに送り込まないで済む世の中でありたいもんだよなあ。

で、私たち夫婦は、あれこれ迷った挙げ句に最初の予定通りお寿司にした。若松町の鮨八。いかにもな大将の店だった。なかなかおいしく、カポカポ酒が進み、女房と二人で1升近かったね。気に入ったのでまた行こう。

10時には食べ終わり、女房は帰るが、どっかスナックででも遊んでおいで、とありがたいお言葉をいただいたのでわたしは逗子駅前の「クルワカン」へタクシーで直行。2時間ばかり遊ばせていただきました。クルワカンでも焼酎をのみまくり、いい調子で帰宅。いや、まじこの店、逗子の文化財である。ホステスが、わたしの左膝の執刀医とウインドサーフィン仲間か何かなのだそうで。狭い街ですね。取り急ぎの誕生日プレゼントにマンゴーをもたされましたよ、ありがとう。

5月30日(日)
だらだらと1日を過ごす。RACINGVIEWSをいじったり、デスクの整理をしたり。お昼は女房と「康楽」へラーメンを食べに行った。飲み過ぎ?夕方、サーキット走行の支度をしてクルマで水戸へ。

ホテルにチェックインしたのは18時すぎ。時々使うホテルが半額以下の値引きをして部屋を売っていた。一杯飲むかなと思って歩き出すが、近くの馴染みの店はどこもお休みで、気分的にも新たな店を開拓しようという元気も出ず、結局お昼に続き、今度は家系のラーメンを食べてホテルへ帰還。パソコンをちょっといじって寝る。

5月31日(月)
7月に開催されるもてぎJOY耐久レースに、去年と同じチームで出走する。今日はその第1回公開練習日。朝8時、サーキットの現場でチームに合流、手続きを進める。先日お知り合いになった葉山のカメラマン、H氏が様子を見物したいと登場。

現場には知った顔も他チームにぞろぞろ。旧交を温める。午前、午後と2時間ずつの走行予定で、走り始める。ところが3番手のわたしが走り始め、コースと初めてのダンロップタイヤの感じを掴み、そろそろ攻めてみようかと思った矢先、5コーナーの立ち上がりで今まで聞いたことのないガラン、という音がしたと思ったらガラララーと異音が始まり、駆動がかからなくなる。

あららっ、そういえばミッションの感触が若干怪しいという話もあったな、おれ、ミッション壊しちゃった? と焦る。あれこれ試してみるが駆動は戻らず惰性走行になったので、安全な場所を探してコースをそれ、見通しの良い芝生の上にクルマを止めて待避した。

ああ、まだ走っていない人間もいるのに、ミッションだったらもう今日は走るのは無理だなあ、悪いことしたなあと反省しつつ、サルベージを待つ。サルベージされるのは久しぶりだけど、ほんと嫌な気分だよね。結局赤旗が出て、回収作業。しまった、コースのインフィールド側に止めれば良かったのかなと思ったけれども後の祭り。いや惰性では危なくて内側まで行けなかっただろう。

結局ギヤボックス側のドライブシャフトが壊れていた。といってスペアはなく、本日の走行はこれにて終了。いやもう本当に皆さん、申し訳ない。午後は、せっかくもてぎまでいらしたH氏をコレクションホールに案内したり、コース外周路からコースの説明をしたり。そのまま流れ解散となった。予想外に早く帰宅できたので当たり前の時間に麻婆豆腐の夕食を摂り、仕事の続き。あれこれメールの連絡を見ていたら、進みつつある事態に無性に腹が立ってきたので、精神安定のためにも(笑)ウイスキーを一杯飲んで寝る。阿呆はしぶとい。